アメリカやヨーロッパの国々がいつも正しい訳ではないし、日本がいつも見習う必要もない。

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マスメディアを筆頭に、日本には「アメリカやヨーロッパの国々がやっていることが正しくて、日本は間違っている。だから日本は見習え。」と主張する人がいます。しかし実際のところ、アメリカやヨーロッパの国々が常に正しいのでしょうか?日本は常にそれらの国々を見習うべきなのでしょうか?

例えば、アメリカでは一般人でも銃を購入しやすいから、日本でも一般人が銃を買いやすいようにすべきだと思いますか?アメリカの一部の州では大麻の使用が合法ですが、日本でもそうしようと思いますか?

過去を振り返ってみても、かつてヨーロッパの国々が行った十字軍、異端審問、世界各地での植民地政策など、すべてが正しかったと言えるでしょうか?興味のある人はぜひ詳細を調べてみて欲しいのですが、アメリカやヨーロッパの国々が常に正しいことだけをやってきた訳ではありません。また、日本もそれらの国々が実施していることを、常に導入している訳でもありません。

他国の問題は他国の問題であって、日本の問題ではない。

BLMやLGBTといった動きも同様です。アメリカの黒人問題はアメリカの問題であって、日本の問題ではありません。アメリカで黒人が差別されているからといって、日本にいる日本人がBLMを支持しなければならない理由はないのです。また、アフリカ大陸の約90%はかつてヨーロッパの植民地でした。アフリカ出身の人がヨーロッパで差別にあっていると言われても、日本人には全く関係がありません。

そもそも、黒人からアジア人への差別や暴力沙汰は、なぜかマスメディアではあまり取り上げられません。個人的な経験から意見を述べると、筆者の場合は「自分は北米でもヨーロッパでも黒人から差別されたことがあるから、BLMは支持しない。」と言って終わりです。普通の道を歩いているだけでいきなり罵声を浴びせられたことも、黒人男性だけでなく、黒人女性から差別的な対応をされたこともありますから。

LGBTもそうです。LGBに関しては、周囲の人に迷惑をかけなければ問題ないのではと考えることもができますが、Tには疑問が残ります。

参考までに、「女性2人に性的暴行を加え有罪となった男性が、その後「性自認は女性」と訴え女子刑務所に入ることになり、批判を受けて最終的に男子刑務所に入った」というスコットランドのニュースのリンクをはっておきます。

【参考】性的暴行犯、裁判で「性自認は女性」と訴え女子刑務所へ…批判受け、男子刑務所に移送

上記以外にも、アメリカやヨーロッパの女性刑務所で、女性を自認する生物学的男性受刑者が女性を妊娠させたというニュースが時々出てきます。女性は他の女性を妊娠させることはできないのですが、これは一体どういうことでしょうか。「性自認」だけで物事を決める場合、その人が嘘を言っているかどうかはどう判断するのでしょうか。

スポーツのカテゴリーや、トイレ・更衣室を生物学的男女で分ける理由

スポーツでも、女性を自認する生物学的男性が女性の試合に出場するケースが出てきていますが、生物学的女性が怪我をしますよ。実際、成人の男女で一緒にミニサッカーをしている時、男性のシュートやチャージで女性が骨折した場面に遭遇したことがありますから。

男女に分かれてスポーツをするのは、これが理由です。生まれつき、生物学的男性のパワーが生物学的女性のパワーを上回るからこそ、スポーツでは男女のカテゴリーを分けてきた訳ですし、トイレや更衣室、お風呂も分けてきたのです。スポーツの公平性を維持するため、生物学的女性を守るため、またトラブルを避けるためであって、差別ではありません。

「日本ではスポーツの公平を期すため、また生物学的女性の安全を守るため、性自認ではなく、生物学的な男女の区別に基づいて、スポーツのカテゴリーやトイレ、更衣室、お風呂を分けています。これが日本に合った日本のやり方です」、で十分です。

アメリカではこうだ、ヨーロッパのどこそこではこうだ、だから日本も見習え、という人に対しては、外国がやっていることを常に見習う必要はないし、他国のやり方を日本に押し付けないでと言うだけです。文化の違いや歴史的な経緯に基づいて、「日本はこういう文化の国だからこうしている」、「日本では過去こうだったから、現在こうしている」と堂々と主張していきましょう。

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